投稿日:2008-07-28 Mon
ときどき自分で「おっ」と思える音が出せることがあるようになった。まだ偶然のようで安定しないけれど、
だんだんと力を入れずに弓を持つ、長い棒の一端を持って均衡を保つ感覚が
分かるようになってきた気がする。
人差し指の付け根の痛みも、以前ほどではなくなってきている。
弾いているうちに弓と指の接点がずれてくる。
それが弓を支えづらくなってある一定の部分に力が入るようになる原因のひとつ。
はじめ人差し指側に向かって傾斜していた指、手の甲が
小指側に傾いていき、
支点となるべき親指と中指から操る力が奪われてしまい
それを取り戻そうとするかのように人差し指に力が入る。
この弓が手の中でずれていく現象にはずっと頭を悩ませていて
解決方法が見つからないでいた。
一瞬の休みさえあれば、空中で軽く弓を弾ませるか
脚の上で支えて持ち直すことができるけれど、
弾き続けている間に元の位置へ戻すことができなかった。
それが最善の方法化は分からないけれど、
今日先弓から元弓に方向転換をするときの力の傾きを利用して
支点を人差し指側へ戻す感覚がつかめた。
もちろんそうやってずれていかないことが最終目標で
今日発見できたことは応急措置に過ぎない。
<課題点の経過>
・C線が響かない、弓が上ずってこすれる音がする
-以前よりはよく、いつでもこすれる音がするということはなくなった。
・ひたすらに開放弦で弦を震わせた。
弓の中心で振動の振れが一番大きくなるから、
そのとき右手に伝わる感覚をよく覚えておいて
それが弾き始めから終わりまで、
だんだん長く続くように心がけた。
・C・G線の音の出だしが遅れる
-弦がはじめから震えないことが要因のひとつであり
それが多少なりとも軽減されてきたことによって
この問題も改善されてきたように思う。
・音程の不安定さ
-不思議なもので、だんだんとよくなってきている。
単独で弾いて修正していくよりも、
同じあてずっぽうでもやはり伴奏などと一緒に弾いた方が
正確さが早く増す気がする。
<練習>
・ウェルナー1
P.18 開放弦四分音符
P.23 四分音符、八分音符ハ長調音階
P.34 1段目 ト長調音階四分音符
・Pachelbel Canon in D Major
・Jeux d'eau
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